※この記事は「仔馬カメラFC」の過去投稿(24年9月)の再掲です。
サラブレッドオークション(以下サラオク)ができる前は”馬喰”と呼ばれる人達が抹消されたサラブレッドを無料なり安く引き取って転売していたそうです。
馬喰はめちゃくちゃ胡散臭いと言われていました。
馬喰が扱える頭数は限られているので、当時は行き先不明の馬が多数いました。
サラオクのおかげで馬が適正価格で取引され、次のオーナーが見つかりやすくなりました。実はサラオクが多くの馬を救っている現実があります。
今までなら行方不明になっていた馬たちがサラオクを通して地方競馬に入るので地方の馬房が安定して埋まるようになりました。(多い時は1週間で100頭近くサラオクで取り引きされます)
サラオク内で残念な取り引きがあるのは事実ですが、今までは直接肥育場に持っていってた馬たちにラストチャンスを与える場でもあります。
屈腱炎なのにサラオクで取り引きされ、地方で走って惨敗したショウナンバルディという馬がいました。走らせた事に批判が集まり今は引退してどこかで過ごしています。
批判が集まりましたがサラオクが無ければ今、この世になかった命かもしれません。
屈腱炎でも地方で勝てる馬は存在するので走らせてみないと分からない部分もあります。同じ馬主の立場としてはショウナンバルディの馬主さんを悪く言うことはできません。むしろ1億円以上稼いでくれた重賞馬をそんな状態で売った元オーナーの方が、、
でもラストチャンスを与える場でもあるのでその辺は難しいところです。
でも高い馬を沢山買えるくらい稼いでいるし、、、